団体案内

代表あいさつ

代表理事　宮永和夫

　私たちは、全国各地の若年(性)認知症本人(*)およびその家族、そしてその支援者の団体で構成されています。2010年10月に任意団体として発足し、2021年4月から一般社団法人となりました。

　この会は、若年（性）認知症になることによって、本人と家族に生じた差別や不平等の状態を回復し、安寧な日常・社会生活を取り戻すための活動を行うことを目的としています。

　具体的には、右図のように、医療・福祉・介護・就労状況やその他生活全般等に関わる課題などの解決に取り組んでいます。しかし、この目的を達成するためには、会独自の活動とともに、「認知症に関わる他の団体・組織」や「認知症に関心を持つ団体・組織」との交流や情報交換、さらには協働事業を通じ、社会全体への情報発信、日本国・厚生労働省・都道府県・市区町村などの行政機関への要望や提言を行うことが大切と考えております。

　ぜひ、私たち設立の趣旨をご理解いただくとともに、未来に向かって、ご協力・ご支援をいただければ幸いに存じます。

* 若年（性）認知症とは、「18歳から64歳の年齢で発症した認知症の総称」です。平成29年度に全国調査が行われ、調査時の年齢が「65歳未満の患者さん」の数は全国で3万5000人存在すると報告されましたが、その時点で「65歳を過ぎて闘病されている患者さん」も同数程度確認されましたので、実際は全国で7万人前後の患者さんがいることになります。